入門6 分で読める

登記簿謄本とは?登記事項証明書との違い・種類・取得方法を解説

登記簿謄本とは何か、現在の正式名称(登記事項証明書)との違い、全部事項・現在事項・一部事項の種類、法務局・オンラインでの取得方法と費用を解説します。

tohon — 登記簿謄本のAI自動データ化ツール

  • 所有者・地番・地目・抵当権を自動抽出
  • Excel形式でそのままダウンロード
  • 旧字体・外字に対応
  • 7日間・30ページ無料
無料トライアルを始める(カード不要)

Pro プランで広告非表示

不動産の売買・相続・融資手続きなどで「登記簿謄本を取得してください」と言われることがあります。この記事では登記簿謄本とは何か、現在の正式名称との関係、種類と取得方法を整理します。

登記簿謄本とは

登記簿謄本(とうきぼとうほん)とは、法務局に保管されている不動産登記の記録を証明した書類です。土地・建物の所有者・権利関係・抵当権の有無などが記載されており、不動産に関する公的な証明書として機能します。

登記簿謄本と登記事項証明書の関係

現在の正式名称は「登記事項証明書」です。

不動産登記法が2004年(平成16年)に全面改正され、2005年(平成17年)に施行されたことで、登記記録のコンピュータ化が法律上完結しました。紙の登記簿(冊子形式)の写しを「謄本」と呼んでいた時代から、コンピュータに記録された情報を証明する「登記事項証明書」へと名称が変わっています。

項目 登記簿謄本(旧称) 登記事項証明書(現在)
対応する時代 コンピュータ化前(紙の登記簿) コンピュータ化後
内容 紙の登記簿の写し 登記情報をプリントした証明書
法的効力 同等 同等

実務では現在も「登記簿謄本」「謄本」という言葉が慣習的に使われており、「登記事項証明書を取得してください」「登記簿謄本を用意してください」はどちらも同じ書類を指します。

登記事項証明書の種類

登記事項証明書には複数の種類があり、目的に応じて選択します。

種類 内容 主な用途
全部事項証明書 登記されたすべての事項(過去に抹消された記録も含む) 不動産売買・相続・融資審査
現在事項証明書 現在有効な事項のみ(抹消済みの記録は含まない) 現在の権利関係の確認
一部事項証明書 特定の区(甲区・乙区など)のみ 所有権のみ・担保のみの確認
閉鎖事項証明書 閉鎖された登記記録(合筆・滅失などで廃止されたもの) 過去の権利関係の調査

実務では「全部事項証明書」が最もよく使われます。 不動産売買・金融機関への提出・相続登記では全部事項証明書が求められることがほとんどです。

土地と建物の登記事項証明書

登記事項証明書は土地と建物で別々に存在します。

土地の登記事項証明書

  • 表題部:所在・地番・地目(宅地・田・畑など)・地積(面積)
  • 権利部(甲区):所有権の記録(現在の所有者・過去の所有権移転の履歴)
  • 権利部(乙区):抵当権・地上権・賃借権などの記録

建物の登記事項証明書

  • 表題部:所在・家屋番号・種類(居宅・共同住宅など)・構造・床面積
  • 権利部(甲区):所有権の記録
  • 権利部(乙区):抵当権などの担保権の記録

登記事項証明書の取得方法と費用

法務局窓口で取得

最寄りの法務局(登記所)で申請・受取ができます。対象不動産の管轄外の法務局でも取得可能です(コンピュータ化された登記所であれば)。

  • 費用:600円/通(書面)
  • 申請に必要なもの:地番(土地)または家屋番号(建物)
  • 受取:当日窓口で受取

オンライン申請(登記ねっと)で取得

法務省が運営する「登記・供託オンライン申請システム(登記ねっと)」を利用すると、窓口より安く取得できます。

  • 郵送受取:500円/通
  • 窓口受取(オンライン申請後に窓口で受取):480円/通

24時間いつでも申請できるため、業務中の申請に便利です。

郵送申請で取得

法務局への郵送申請も可能です。申請書に収入印紙(600円)を貼付し、返信用封筒を同封して送付します。

登記情報提供サービス(閲覧・確認用)

一般財団法人民事法務協会が運営する「登記情報提供サービス(登記情報.com)」を使うと、334円でオンラインで登記情報を閲覧できます。

ただし、このサービスで取得できるのは**「登記情報」であり、法的な証明書(登記事項証明書)ではありません**。公的機関や金融機関への提出書類としては使用できず、内容確認・調査目的に限られます。

登記事項証明書が必要な主な場面

場面 必要な書類
不動産の売買 全部事項証明書(土地・建物)
住宅ローンの申込み 全部事項証明書(抵当権設定のため)
相続登記 全部事項証明書
境界確定・測量 所有者情報の確認

登記情報のデジタル活用

登記事項証明書(登記簿謄本)のPDFから情報を抽出してExcelやシステムに転記する作業は、不動産業務や測量業務で頻繁に発生します。AI OCRを活用することで、手動転記の時間とミスを大幅に削減できます。

tohonは登記簿・地積測量図のPDFから情報を自動抽出し、ExcelやSIMA形式でのデータ活用を支援します。7日間・30ページ無料でお試しいただけます。

よくある質問

Q: 「登記簿謄本を提出してください」と言われました。登記事項証明書でよいですか?

A: はい、問題ありません。「登記簿謄本」は「登記事項証明書」の旧称であり、現在は同じ書類を指します。全部事項証明書を提出すれば通常は対応できますが、提出先に念のため確認することをおすすめします。

Q: 土地と建物の両方の謄本が必要ですか?

A: 土地と建物は別々に登記されているため、原則として両方の登記事項証明書が必要です。融資・売買・相続では土地・建物それぞれの全部事項証明書を準備します。

Q: 登記事項証明書の有効期限はありますか?

A: 法律上の有効期限はありません。ただし提出先(金融機関・役所など)によって「発行後3ヶ月以内」などの条件が付く場合があるため、提出前に確認してください。

Q: 登記簿謄本(登記事項証明書)はコンビニで取得できますか?

A: 不動産の登記事項証明書はコンビニでは取得できません。法務局窓口、郵送申請、または登記ねっと(オンライン申請)での取得が必要です。住民票など住民サービス書類とは異なります。

まとめ

登記簿謄本とは不動産登記の記録を証明する書類で、現在の正式名称は「登記事項証明書」です(2005年の不動産登記法施行による)。種類は全部事項・現在事項・一部事項・閉鎖事項があり、売買・相続・融資では全部事項証明書が求められます。法務局窓口(600円)またはオンライン申請の登記ねっと(480〜500円)で取得でき、土地と建物は別々の申請が必要です。登記情報提供サービス(334円)は内容確認用であり公的な証明書としては使用できません。


関連記事: 地積測量図とは / 確定測量図とは? / 登記簿の見方

tohon — 無料トライアル

登記簿謄本の転記作業を今すぐ自動化しませんか?

  • 所有者・地番・地目・抵当権を自動抽出
  • Excel形式で即ダウンロード
  • 旧字体・外字に対応
  • 7日間・30ページ無料(カード不要)
無料トライアルを始める →登録1分・クレジットカード不要

tohon

登記簿・地積測量図の転記作業を自動化しませんか?

  • PDFをアップロードするだけ
  • Excel・SIMA 形式で出力
  • 7日間・30ページ無料