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登記簿謄本をオンラインで取得してデータ化する方法。法務局窓口不要の効率化フロー

登記簿謄本(登記事項証明書)をインターネットで取得し、そのままデータ化する方法を解説します。登記・供託オンライン申請システムでのPDF取得手順と、AI OCRを使った自動データ化の流れを紹介します。

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登記簿謄本(登記事項証明書)は、法務局の窓口に出向かなくてもインターネットで取得できます。登記情報提供サービスを使えばPDF形式で即時取得でき、そのままAI OCRでデータ化できるため、Excelへの手入力作業を大幅に削減できます。

登記簿謄本のオンライン取得方法

登記簿謄本をオンラインで取得するには、法務省が運営する**登記・供託オンライン申請システム(かんたん証明書請求)**を使います。

取得できる書類の種類と手数料

取得方法 形式 証明力 特徴
登記情報提供サービス PDF(即時) 認証文なし※ データ活用に最適
かんたん証明書請求(送付) 郵送(紙) あり 証明書として使用する場合
かんたん証明書請求(窓口交付) 窓口(紙) あり 最も安く証明書を取得できる
法務局窓口 あり 当日取得

注意したいのは、かんたん証明書請求ではPDFをダウンロードできない点です。オンラインで請求はできますが、交付されるのは紙の証明書のみで、郵送または窓口受取になります。

データ活用が目的の場合は、PDFを即時取得できる登記情報提供サービスが最も効率的です。ただし登記官の認証文が付かないため、それ自体は証明書ではなく、登記申請の添付書面には使えません。

※ もっとも、登記情報提供サービスで取得した登記情報には照会番号(請求の翌日から100日間有効)が付き、行政機関への申請で登記事項証明書の添付に代えて提出できる場合があります。受け付けるかどうかは提出先の機関によるため、事前に確認してください。

手数料は改定されることがあるため、最新の金額は法務省「登記手数料について」をご確認ください。

オンライン取得の手順

事前準備:

  1. 登記・供託オンライン申請システムにアカウント登録(無料)
  2. 取得したい土地・建物の地番または家屋番号を確認しておく

請求手順(証明書が必要な場合):

  1. システムにログインし「かんたん証明書請求」を選択
  2. 「不動産(土地・建物)」→「証明書の種類」を選択
  3. 管轄法務局・所在地・地番を入力
  4. 受取方法で「送付」または「窓口受取」を選択
  5. インターネットバンキングまたはPay-easyで手数料を支払い
  6. 紙の証明書を郵送または窓口で受け取る

PDFでデータ化したい場合の手順

データ化が目的であれば、登記情報提供サービスを使うと数分でPDFが手に入ります。

  1. 登記情報提供サービスに利用者登録する(一時利用も可能)
  2. 「不動産請求」から所在・地番または家屋番号を入力
  3. 「全部事項」を選択して利用料金を決済する
  4. その場でPDFが表示され、そのまま保存できる

こちらは証明文が付かない閲覧サービスですが、記載内容は登記事項証明書と同じため、社内の台帳作成・調査目的のデータ化であれば十分です。

地番がわからない場合

住居表示(番地)しかわからない場合は以下で地番を確認できます。

  • 固定資産税の納税通知書:課税明細書に地番が記載されている
  • 登記情報提供サービス:住所から地番を検索できる(有料)
  • 法務局への電話問い合わせ:管轄法務局に地番照会を依頼できる

PDFをそのままデータ化する

オンラインで取得した登記簿謄本PDFは、スキャン画像ではなくテキストデータを含むPDFです。AI OCRツールにアップロードするだけで、主要項目を自動抽出できます。

抽出できる主な項目

表題部(土地):

  • 所在・地番・地目・地積

表題部(建物):

  • 所在・家屋番号・種類・構造・床面積

権利部(甲区):

  • 所有者氏名・住所・取得原因・日付

権利部(乙区):

  • 抵当権者・債権額・設定日

オンライン取得PDFと窓口取得(スキャン)の違い

項目 オンライン取得PDF 窓口取得(紙のスキャン)
文字品質 高い(デジタル生成) スキャン解像度に依存
OCR精度 高い 300dpi以上推奨
データ化のしやすさ
証明書としての効力 あり(交付請求の場合) あり

オンラインで取得したPDFはデジタル文字なので、スキャン劣化がなくOCR精度が最も高い状態です。

複数件を一括処理する

用地調査や相続手続きで複数の登記簿謄本を扱う場合:

  1. 必要な地番リストをもとに複数件を一括請求(かんたん証明書請求は複数件同時申請可)
  2. ダウンロードした複数のPDFをAI OCRツールに一括アップロード
  3. 全件の抽出結果をExcelで出力して台帳を作成

50件の登記簿謄本を手入力でExcelにまとめると約25時間かかる作業が、一括処理で大幅に短縮できます。

まとめ

  • 登記簿謄本のPDFは登記情報提供サービスで即時取得できる(証明力はなし)
  • かんたん証明書請求は証明書が必要な場合に使う(交付は紙のみでPDF不可)
  • オンライン取得PDFはデジタル文字なのでOCR精度が高い
  • AI OCRで所在・地番・所有者・地積などを自動抽出してExcel出力できる
  • 複数件は一括アップロードでまとめて処理できる

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