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測量図とは?種類・見方・取得方法をわかりやすく解説

測量図とは何か、地積測量図・確定測量図・現況測量図など種類の違い、縮尺・座標の見方、法務局での取得方法をわかりやすく解説します。

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土地や建物に関わる業務で「測量図」という言葉はよく登場しますが、種類が複数あり、それぞれ目的・作成者・法的な位置づけが異なります。この記事では測量図の基本から種類の違い、見方・取得方法まで整理します。

測量図とは

測量図とは、土地や建物の形状・位置・面積・高さなどを測量によって明らかにし、図面として記録したものです。不動産の登記・売買・建築設計・道路工事など、あらゆる場面で使用されます。

「測量図」という言葉自体は法律用語ではなく、測量に関連する図面の総称として使われます。

測量図の主な種類

測量・不動産業務でよく登場する測量図の種類を整理します。

種類 目的 保管場所 精度
地積測量図 登記申請(分筆・地積更正) 法務局(永久保存) 高い(平成17年以降)
確定測量図 境界確定・土地売買 当事者が保管 高い
現況測量図 建築・開発の参考 依頼者が保管 中程度
地形測量図 地形・高低差の記録 依頼者が保管 目的に応じる
路線測量図 道路・水路の設計 道路管理者など 高い

実務で最も頻繁に参照されるのは「地積測量図」「確定測量図」「現況測量図」の3種類です。

地積測量図とは

不動産登記法に基づき、土地家屋調査士が作成して法務局に提出・保存される図面です。分筆登記・地積更正登記の際に作成され、誰でも法務局で取得できます。

境界点の座標値・求積表・辺長が記載されており、境界確認や面積の確認に使われます。

確定測量図とは

隣接地の所有者・道路管理者との立会い・同意を経て境界を確定した図面です。土地売買の際に必要とされることが多く、買主や金融機関への提出資料として機能します。法務局には保管されません。

現況測量図とは

境界確定を伴わない、現在の土地の状態を記録した図面です。建築確認申請や開発許可の添付資料として使われます。費用・時間が比較的少なく済みますが、法的な境界の確定力はありません。

測量図の見方

測量図に共通して記載されている主要な項目は以下のとおりです。

縮尺

「1/250」「1/500」「1/1000」などで表されます。

  • 1/500:図面上の1cmが実際の5m
  • 1/1000:図面上の1cmが実際の10m

縮尺を確認することで、図面上の長さから実距離を計算できます。

方位

方位記号(矢印やN字)で北の方向が示されています。上が北とは限りません。

境界点

「⊕」「×」などの符号で表され、境界標の種類(石杭・コンクリート杭・金属標など)を示します。

座標値・辺長

境界点の座標(X・Y)と境界点間の距離(辺長)が記載されます。地積測量図では求積表に座標値が整理されています。

測量図がない場合はどうなる?

土地によっては測量図が存在しない場合があります。

  • 地積測量図がない:分筆・地積更正登記がされていない土地では法務局に地積測量図が存在しません
  • 確定測量図がない:当事者が紛失した、または過去に確定測量が行われていない

測量図がない場合は、土地家屋調査士や測量士に依頼して改めて測量を実施することになります。費用は土地の規模・形状・隣接者数などによって異なります。

測量図の取得方法

地積測量図の取得

法務局(登記所)の窓口またはオンラインで取得できます。申請時に地番が必要です。

  • 窓口:450円/通(書面)
  • オンライン:334円/通(郵送)または332円(閲覧)

確定測量図・現況測量図の取得

法務局では取得できません。所有者または測量を依頼した専門家(土地家屋調査士・測量士)から入手します。

測量図の座標データを活用する

測量図に記載された座標値は、CAD・GISへの取り込みや面積計算に活用できます。PDFの測量図から座標値を手動転記するのは時間がかかり誤入力のリスクもありますが、AI OCRを使えば自動抽出が可能です。

tohonは地積測量図のPDFから座標表を自動抽出し、SIMA形式(.sim)で測量CADへ直接読み込めます。辺長・面積の検算も自動で行い、誤読をリアルタイムで検出します。7日間・30ページ無料でお試しいただけます。

よくある質問

Q: 測量図と地図の違いは何ですか?

A: 測量図は特定の土地・構造物を対象とした実測にもとづく図面で、精度が高いのが特徴です。公図や住宅地図などの「地図」は広域を対象とし、精度が劣る場合があります。

Q: 測量図は誰が作りますか?

A: 地積測量図は土地家屋調査士が作成します。確定測量図は土地家屋調査士または測量士、現況測量図は測量士が作成するのが一般的です。

Q: 測量図のPDFをCADに読み込むことはできますか?

A: PDF自体をCADデータとして読み込む方法(PDFアンダーレイ)もありますが、精度は高くありません。座標値を抽出してSIMA形式などに変換し読み込む方法が実務では一般的で、AI OCRツールが自動化を支援します。

まとめ

測量図とは土地の形状・位置・面積を測量によって記録した図面の総称で、地積測量図・確定測量図・現況測量図など複数の種類があります。目的に応じて適切な測量図を取得・活用することが重要です。地積測量図は法務局で誰でも取得でき、座標データをAI OCRで自動抽出することで業務の効率化につながります。


関連記事: 地積測量図とは / 地積測量図がない場合はどうする? / PDF測量図から座標を取り出す方法 / 土地測量図とは

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