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建物登記簿謄本をExcelにデータ化する方法|種類・構造・床面積の自動抽出

建物登記簿謄本(登記事項証明書)のPDFから家屋番号・種類・構造・床面積(各階)・所有者情報をAIで自動抽出しExcel出力する方法を解説します。一棟建物に対応。区分建物は準備中。

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不動産会社・司法書士・土地家屋調査士の実務では、土地の登記簿だけでなく建物の登記簿謄本を扱う場面も多くあります。一棟建物の売買・相続・担保設定など、建物の権利情報を素早くデータ化したいニーズに応えるため、tohonは建物登記簿謄本(登記事項証明書)のPDFからの自動抽出に対応しています。

建物登記簿に記録される主な情報

建物登記簿は、土地登記簿と同様に「表題部」「権利部(甲区・乙区)」の構成になっています。ただし、記録される項目は土地とは異なります。

表題部(主である建物の表示)

項目 内容
所在 建物の所在地(市区町村・丁目・番地)
家屋番号 建物ごとの番号(地番とは別に付番)
種類 居宅・共同住宅・事務所・倉庫・車庫など
構造 木造・鉄骨造・RC造・屋根の種類・階数
床面積 各階ごとの面積(㎡)と合計

権利部(甲区・乙区)

土地と同様に、所有者名・住所・登記原因(新築・売買・相続等)が記録されます。乙区には抵当権・根抵当権などの担保情報が登記されます。

tohonで自動抽出できる建物登記の項目

tohonで建物登記簿謄本PDFを処理すると、以下の項目が自動抽出されExcelに出力されます。

抽出項目 取得元
所在 表題部(主である建物の表示)
家屋番号 表題部
種類 表題部(居宅・事務所・倉庫等)
構造 表題部(木造スレートぶき2階建等)
床面積合計 各階面積の合算(㎡)
各階面積 1階:○○㎡ / 2階:○○㎡ の形式
所有者 権利部(甲区)の現所有者
所有者住所 権利部(甲区)の住所
登記原因及び日付 新築・売買・相続等の取得原因と日付
抵当権 有 / 無 / 無(抹消済)の自動判定

操作手順

基本的な操作は土地登記簿と同じです。

  1. PDFをアップロードする(複数ファイルを一括アップロード可能)
  2. 処理完了を待つ(テキスト層ありのPDFで約5〜10秒/ページ、スキャンPDFで約20〜30秒/ページ)
  3. 抽出結果を元PDFと並べて確認する
  4. Excel形式でダウンロードする

建物登記簿であることを自動判定し、土地登記用の項目(地番・地目・地積)ではなく建物用の項目(家屋番号・種類・構造・床面積)として出力します。

建物登記簿と土地登記簿を混在させた場合

同一の案件フォルダに土地登記簿と建物登記簿のPDFが混在していても問題ありません。 tohonはページごとに土地/建物を自動判定し、それぞれ適切な列に情報を出力します。 出力Excelでは土地行・建物行が区別でき、地番と家屋番号が対応する形で確認できます。

対応している書類と注意点

対応しているもの(現在)

  • 一棟建物の登記簿謄本(登記事項証明書)
  • 法務局窓口またはオンライン登記情報提供サービスからダウンロードしたPDF(テキスト層あり・スキャン両対応)

現在準備中

  • 区分建物(マンション・分譲住宅など区分所有建物)の登記事項証明書

区分建物は一棟建物と様式が大きく異なるため(専有部分の建物の表示・敷地権の表示など)、現在対応開発中です。

その他の注意点

  • 表題部のみ(権利部なし)のPDFも処理できます。この場合、所有者情報は空欄になります
  • 床面積は各階ごとに抽出します。建物の性質上、合計面積のみ記載の場合は合計値を出力します
  • 抵当権の有無(有/無/無(抹消済))は乙区から自動判定します。詳細な設定情報は元の登記事項証明書でご確認ください
  • 旧字体・外字を含む建物名・所有者名も専用辞書で対応しています

活用シーン

相続案件の全財産確認

相続財産に土地と建物が混在する場合、それぞれの登記簿PDFをまとめてアップロードするだけで、土地・建物の全財産一覧をExcel1シートに整理できます。地番と家屋番号が対応するため、どの土地にどの建物が建っているかの確認が容易になります。

不動産売買の権利確認

売買前に建物の構造・床面積・所有者・抵当権の有無を一括確認できます。特に複数棟が含まれる物件や、土地と建物の所有者が異なる案件の整理に役立ちます。

担保物件の台帳管理

金融機関や不動産会社が担保設定している物件の登記情報を定期的に更新する業務では、建物登記簿もまとめてデータ化し、Excelで一元管理できます。

よくある質問

Q: 区分建物(マンション)にはいつ対応しますか?

A: 現在開発中です。区分建物は「専有部分の建物の表示」「敷地権の表示」など一棟建物と様式が異なるため、別途対応が必要です。対応時期は決まり次第お知らせします。

Q: 床面積の抽出精度はどの程度ですか?

A: 法務局発行のPDF(テキスト層あり)では高精度で抽出できます。スキャンPDFは解像度や印字品質によって精度が変わりますが、「45:93㎡」のような全角コロン表記にも対応しており、45.93㎡として正しく読み取ります。

Q: 土地登記と建物登記を1回の処理でまとめて出力できますか?

A: 可能です。土地・建物が混在するPDFを一括アップロードすると、ページ種別を自動判定してまとめて処理します。Excelには土地行と建物行が区別された形で出力されます。

Q: 建物の種類(居宅・事務所など)は正確に抽出されますか?

A: 登記簿に記載された表記そのままで抽出します。「居宅・車庫」のように複合用途の場合も、そのまま出力されます。

建物登記簿のデータ化に手間を感じている場合は、tohonの無料トライアル(7日間・30ページ)で実際の書類を試してみてください。


関連記事: 登記簿謄本のOCR自動抽出ツール比較 / 登記簿をExcelにする方法 / 建物図面(床面積測量図)の読み方

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