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地積測量図の面積計算方法。座標法の計算式と検算のやり方を解説

地積測量図の面積(地積)がどう計算されているかを解説します。座標法の計算式、辺長の計算方法、Excelでの検算手順、AI OCRによる自動検算まで紹介します。

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地積測量図に記載されている面積(地積)は、境界点の座標値から数学的に計算されています。計算のしくみを理解しておくと、図面の検算や読み取りミスの発見に役立ちます。この記事では、座標法による面積計算と辺長計算の方法、実務での検算手順を解説します。

地積は座標法で計算されている

現在の地積測量図では、面積は座標法で計算するのが原則です(不動産登記規則第77条)。座標法とは、各境界点のX・Y座標値を使って多角形の面積を求める方法で、次の式で計算します。

倍面積 = Σ { Xn × (Yn+1 − Yn−1) }
面積 = |倍面積| ÷ 2

各点について「その点のX座標 ×(次の点のY座標 − 前の点のY座標)」を計算して合計すると、面積の2倍(倍面積)が得られます。これを2で割ったものが地積です。

地積測量図の求積表には、この計算過程(各点の座標と倍面積の内訳)が記載されています。

計算例:4点の土地

境界点が4点の単純な四角形で計算してみます。

点名 X座標 Y座標
1 100.00 100.00
2 100.00 110.00
3 90.00 110.00
4 90.00 100.00

各点の Xn × (Yn+1 − Yn−1) を計算すると:

  • 点1:100.00 × (110.00 − 100.00) = 1000.00
  • 点2:100.00 × (110.00 − 100.00) = 1000.00
  • 点3:90.00 × (100.00 − 110.00) = −900.00
  • 点4:90.00 × (100.00 − 110.00) = −900.00

合計(倍面積)= 200.00、面積 = 100.00㎡ となります。10m×10mの正方形なので、直感とも一致します。

辺長の計算方法

境界点間の距離(辺長)は、三平方の定理で計算します。

辺長 = √{ (X2 − X1)² + (Y2 − Y1)² }

地積測量図には各辺の辺長が記載されているため、座標値から計算した辺長と図面記載値を比べることで、座標の読み取りが正しいかを確認できます。

Excelでの検算手順

図面から座標を転記した後の検算は、Excelで簡単に行えます。

  1. A列に点名、B列にX座標、C列にY座標を入力する
  2. 隣接する行同士で √((B3−B2)^2+(C3−C2)^2) を計算し、図面の辺長と照合する
  3. 座標法の式で倍面積を計算し、2で割った値を図面の地積と照合する

面積・辺長のどちらかが図面と合わない場合は、座標の転記ミス(桁の誤読・XとYの取り違えなど)が疑われます。

古い図面(三斜法)の面積計算

昭和年代以前の古い地積測量図の一部は、三斜法(土地を三角形に分割して面積を合計する方法)で計算されています。三斜法では座標値がなく、底辺・高さから各三角形の面積を計算します。座標値がないため、境界点の復元には利用できませんが、記載された面積の根拠確認には使えます。

検算まで自動化する方法

手入力した座標をExcelで検算する方法は確実ですが、図面ごとに転記→数式設定→照合を繰り返すのは手間がかかります。また、そもそも転記自体に時間がかかる工程です。

AI OCRツールを使えば、地積測量図PDFから座標表を自動抽出し、辺長・面積の検算まで自動で行えます。tohonでは抽出した座標から辺長と面積を自動計算して図面記載値と照合するため、1桁の誤読も即座に検出できます。検算済みのデータはSIMA形式・Excel形式でダウンロードでき、そのままCADや台帳に活用できます。

よくある質問

Q: 座標法の計算で面積がマイナスになることはありますか?

A: 点を時計回りに並べた場合と反時計回りに並べた場合で、計算結果の符号が変わります。絶対値を取ってから2で割ることで正の面積が得られます。地積測量図では点の並び順(CW/CCW)は図面によって異なる場合があります。

Q: 地積測量図の面積と固定資産税の課税面積が違うのはなぜですか?

A: 固定資産税の課税面積は市区町村の評価に基づくため、登記上の地積(地積測量図の面積)と異なる場合があります。売買や登記では地積測量図の面積が基準となります。

Q: 面積の計算結果が図面と合わない場合、どうすれば良いですか?

A: まず各点の座標値を原本PDFと1点ずつ照合してください。XとYの取り違え、桁数の誤読(例:35927.432 → 3592.432)がよくある原因です。AI OCRを使った場合は確認画面で元PDFと並べて照合できます。

まとめ

地積測量図の面積は座標法(倍面積÷2)で計算されており、座標値と辺長・面積は数学的に整合しています。この性質を利用すれば、座標の読み取りミスを検算で発見できます。Excelでの手動検算も可能ですが、AI OCRの自動検算を使えば転記から照合までを数十秒で完了でき、正確さと速度を両立できます。

tohonでは地積測量図の座標抽出・辺長面積の自動検算に対応しています。7日間・30ページ無料でお試しいただけます。


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