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座標表のOCR化と座標値のExcel化。手入力をなくす方法

地積測量図に記載された座標表をOCRで読み取り、座標値をExcelにまとめる方法を解説します。桁数の多い座標値を安全にデータ化するポイントも紹介します。

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地積測量図に記載されている座標表(求積点・引照点・基準点の一覧)は、点数が多い図面ほど手入力の負担が大きくなります。座標値はX・Y各7〜8桁になることも珍しくなく、1桁の入力ミスがそのまま面積計算のズレにつながるため、慎重な作業が求められます。

座標表の構成

地積測量図の座標表には、主に次の点種が記載されています。

点種 役割
求積点(境界点) 土地の境界を形成する点。地積の計算に使う
引照点 境界点の位置を後から復元するための基準点
基準点 測量の出発点となる公共基準点(国家座標系)
図根点 測量エリア内に設けた補助基準点
筆界点 筆界特定の際に記録する境界点

これらが1枚の図面に複数の表として配置されていることが多く、手入力の際は「どの点が求積点でどれが引照点か」を判別しながら入力する必要があります。

手作業でExcelにまとめる場合の課題

地積測量図の座標値を手作業でExcelに転記する際の典型的な問題点です。

時間がかかる: 1図面あたり座標点が20〜30点であれば30〜45分の転記時間が必要です。月に10〜20枚の処理では、転記だけで5〜15時間かかります。

ミスが起きやすい: X・Y各7〜8桁の数値を1桁ずつ目視して入力する作業は、集中力が続きにくく誤入力が発生します。「35927.432」と「35972.432」のような数字の入れ替わりは、図面と突き合わせないと見つけにくいです。

確認が大変: 入力後に面積を逆算して原本と照合する確認作業が必要です。誤入力がある場合は何点目が間違っているかを特定する作業も加わります。

複数の座標表の管理: 同じ図面内に求積表・引照点表・基準点表が別々にある場合、それぞれを分けてExcelに整理するのが手間です。

座標表OCRの難しさ

一般的な文字OCRは、活字であれば高い精度で読み取れますが、座標表特有の以下の課題があります。

  • 似た数字(0とO、1とl、8と6など)の誤読が起きやすい
  • 図面のスキャン品質によって数字が潰れて見える
  • 表の区切り線が薄い・かすれていると、どの列がX座標でどの列がY座標か判別しにくい
  • 複数の座標表が近くに配置されている場合、表の範囲の特定が難しい

誤読を防ぐには「検算」が鍵

座標表をOCRで読み取っただけでは、誤読があっても見た目では気づけません。読み取った座標から辺長・面積を自動計算し、図面に記載された求積結果と照合することで、誤読の可能性がある箇所を検出できます。

tohonはこの検算の仕組みを組み込んでいます。

  • 読み取った各境界点の座標から辺長を自動計算
  • ガウスの公式で面積を算出
  • 図面の記載値と一致しない地番に警告を表示
  • 警告のある地番を元PDFと並べた画面で確認できる

この仕組みにより「数字は読めたが間違っている」という誤読を機械的に発見できます。

自動抽出でExcelに出力する流れ

  1. PDFをアップロード スキャンPDF・電子PDF問わず対応。複数図面の一括処理も可能。

  2. 座標表の自動認識・抽出(30秒〜3分) 求積点・引照点・基準点などを点種ごとに識別して抽出。複数の座標表を別々に処理。

  3. 辺長・面積の自動検算 読み取り結果の整合性を自動確認。不一致がある箇所は警告。

  4. Excelでダウンロード 点番・X・Y座標・点種を列として整理した表形式のExcelファイルを出力。

Excelでまとめると何が便利になるか

座標値をExcel化しておくと、測量CADへの入力以外にも次のような活用ができます。

台帳管理: 複数の地番・複数の案件の座標を1つのExcelファイルにまとめて管理できます。地番や点番でフィルタリングして検索できます。

面積の再検算: ExcelのSUM関数などを使って、ガウスの公式をセルで再現し面積を検算できます。

顧客への提出資料: 座標値の一覧表として整形し、顧客への説明資料・提出書類として活用できます。

デジタルアーカイブ: 過去案件の地積測量図から座標をExcel化して蓄積しておくと、同一地番が再び出てきたときに転用できます。

CADソフト以外のツールとの連携: 座標値のCSV・Excelがあれば、GISソフトやBIMソフトへのインポートも容易になります。

SIMAとExcelの使い分け

座標データの出力形式は用途によって選ぶ必要があります。

用途 適した形式
測量CADに直接取り込む SIMA(.sim)
座標台帳・一覧管理 Excel(.xlsx)
他システムへのインポート CSV(.csv)
顧客への提出資料 Excel(.xlsx)

tohonでは、同じ抽出処理からSIMA・Excel・CSVのいずれの形式でもダウンロードできます。

📊 実際の出力サンプル(地積測量図 → Excel)

地積測量図の座標をExcelに出力したサンプル。点名・種別・X座標・Y座標・辺長・面積が自動整理される

まとめ

座標表のOCR化は、単純な文字認識だけでは実務レベルの精度に届きません。検算による誤読チェックを組み合わせた専用ツールであれば、座標値のExcel化を安心して自動化できます。

tohonでは、座標値をExcel・SIMA形式の両方でダウンロードでき、月間の処理量が多い事務所ほど時間短縮の効果を実感しやすい仕組みになっています。7日間・30ページ無料でお試しください。

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