司法書士の業務効率化。クラウドOCRツールで登記調査の手間を削減する方法
司法書士事務所の業務効率化にクラウド型OCRツールを活用する方法を解説。登記簿謄本の自動抽出・一括処理・クラウド共有で所内の生産性を高める手順を紹介します。
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司法書士事務所の業務効率化は、登記調査・書類作成・依頼者対応の3つの工程に分けて考えると整理しやすいです。このうち登記調査(登記事項証明書の内容確認・転記)は、クラウドOCRツールで自動化できる部分が最も大きい工程です。
登記調査の現状と課題
1件あたりの工数
登記事項証明書1件の内容確認・転記には平均5〜15分かかります。1日10件の案件を扱う事務所では、登記確認だけで1〜2時間の工数が発生します。
多筆案件でのボトルネック
相続・用地取得・競売物件などで複数筆の土地が対象になる場合、筆数に比例して確認工数が増加します。20筆の相続案件では登記確認だけで2〜4時間かかることがあります。
転記ミスのリスク
地番・住所・旧字体氏名の手入力は誤入力が発生しやすく、申請書の訂正・再作成が必要になるケースもあります。
クラウドOCRで自動化できる工程
| 工程 | 自動化の内容 |
|---|---|
| 登記事項の読み取り | PDFをアップロードするだけで項目ごとに自動抽出 |
| 一覧表の作成 | 複数筆を1筆1行でExcelに自動整形 |
| 転記 | 抽出データをそのままコピーして申請書に貼り付け |
| 抵当権の有無確認 | 「有/無/無(抹消済)」を自動判定 |
2024年相続登記義務化で増える案件への対応
2024年4月から相続登記が義務化されました。司法書士事務所への相談件数が増加している一方、1案件あたりの処理工数が増大しています。
- 相続案件では被相続人名義の全不動産が対象になるため、複数筆の処理が常態化する
- OCRで一括処理することで、20筆の案件でも1時間以内に一覧化できる
- 一覧表を依頼者への説明資料として活用することで、面談の効率も上がる
クラウド型ツールのメリット
インストール不要
ブラウザからアクセスするだけで使えます。事務所内の複数のPCや、在宅・外出先からも同一アカウントで利用できます。
複数スタッフでの共有
アップロードしたデータはアカウント内で管理されるため、所長・補助者が同じデータを確認できます。
最新のAIモデルへの自動更新
インストール型ソフトと異なり、クラウド型はツール側でモデルが更新されるため、常に最新の認識精度を使えます。
セキュリティについて
登記事項証明書には個人情報(氏名・住所)が含まれます。クラウドツールを選ぶ際は以下を確認してください。
- 通信の暗号化(SSL/TLS)
- データの保存期間と削除ポリシー
- 第三者へのデータ提供の有無
tohonはアップロードされたPDFを抽出処理後に削除し、第三者へのデータ提供は行いません。
補助者への業務委託との組み合わせ
登記確認業務を補助者に任せる場合、クラウドOCRを使うことで補助者の作業時間を短縮できます。抽出結果の確認画面で元PDFと照らし合わせる工程が残るため、補助者でも品質を保ちながら処理を進められます。
よくある質問
Q: 複数の司法書士が同じアカウントを使えますか?
A: アカウントの共有・マルチユーザー設定についてはプランによって異なります。複数名での利用を想定している場合は法人プランをご検討ください。
Q: 処理済みのデータはどのくらい保存されますか?
A: データの保存期間はプランの仕様に従います。長期保存が必要な場合は、Excelでダウンロードして社内サーバーに保管することを推奨します。
Q: 相続案件で使う場合、相続人全員の情報も抽出されますか?
A: 登記事項証明書の甲区に記載されている現在の所有者(登記名義人)が抽出対象です。共有名義の場合は各持分権者が1人1行で出力されます。相続人の情報は別途戸籍などで確認が必要です。
司法書士事務所の業務効率化にクラウドOCRを導入したい場合は、tohonを無料プランでお試しください。
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